傀儡(くぐつ・かいらい)、
傀儡子(くぐつし・かいらいし)、
傀儡師(くぐつし・かいらいし)と、
いくつかの微妙に違う使い方をする言葉で、どれがどうなのかややこしいけれども、
端的に言えば「傀儡」は人形であり「あやつり」で、さらに西宮神社には百太夫社という傀儡師(人形遣い)の祖神ともいえる末社もあり、
つまりは人形芝居となる以前の「人形まわし」が傀儡であり、それが浄瑠璃という語りを得て「人形浄瑠璃」という人形芝居に発展していくのです。(傀儡博覧会ビラより抜粋)
今回の人形劇の図書館コレクション展は、この「傀儡くぐつ」をテーマにして傀儡に関わるさまざまを紹介する展覧会=「傀儡博覧会」なのです。
なにやら怪しく恐ろしげな「傀儡」という文字。
浮世絵・掛け軸・漫画などなどバリエーション豊かな「人形劇の図書館」ならではの珍しいコレクション、江戸から昭和まで貴重な資料も含めた展示です。