佐久間奏多WEB展覧会を開催します。

ホームページでもご案内していますが、佐久間奏多氏の WEB 展覧会を開催します。
東京も非常事態宣言が出されている最中ですので、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、インターネットでご覧いただくオンラインでの展覧会です。

チェコは現在もロックダウン中で、この 2 月にプラハで開催される予定だった展覧会が延期になってしまい、いつ開催できるか目処の立たない状況だそうです。
そんな次第で、展覧会のために創りためた作品が、昨年秋に続いてパペットハウスへやってくることになりました。
コロナ禍のなか、はるばる空を飛んでやってきたのは、徳利とお猪口のセット作品をはじめとした 10 作品です。
2 月 23 日(火)19 時に、WEB 展覧会ページが閲覧できるようになりますので、いましばらくお待ち下さい。ご注文は、E メールでの先着順の受付となります。

今回届く作品のリストを見ているうちに、「春」「花」「幽」「幻」「夢」「惑」「現」「酒」「舞」「宴」などの文字がふわっと浮かんできて、そのなかの 6 文字を選んでまとめたのが今回の展覧会タイトルです。
「春夢幻現花宴 はるのゆめまぼろしうつつはなのうたげ」
この 6 文字をイメージして、チェコ語の短い詩を、奏多くんのパートナーのエヴァさんが書いてくれました。ちなみに、ナ ドラニ マリオネットのチェコ語タイトルはエヴァさんがつけてくれています。詩的で素敵な響きのタイトルは、奏多くんの作品のもう一つの魅力です。

去年から続いている新型コロナウィルスによる自粛生活、精神的にも肉体的にも不自由な生活。これが長い夢であってくれたら、目が覚めたら以前の生活になってやしないかな、、、
なかなか出口の見えない毎日、せめて人形たちだけでも「ソーシャルディスタンス」など気にしないで、春の光の中で、桜の花の木の下で、自由に気ままに過ごしてほしい。そんな「宴」の展覧会です。

現実の世界でも、みんなで集まって笑いさざめきながら盃を交わせるような、楽しい普通の生活が再び訪れますように!! そんな願いも込められています。

佐久間奏多氏のつくる、人形たちの愉快でにぎやかな宴、WEB 展覧会「春夢幻現花宴 はるのゆめまぼろしうつつはなのうたげ」、どうぞお楽しみに。

佐久間奏多プチ展覧会Ⅳ「怪」の「秘密の小部屋」のようなページ「春の宴会の間」も作る予定でいます。