日本・チェコ国際交流共同公演 糸あやつり人形一糸座による「ゴーレム」の公演が決定しました。
脚本・総合演出は、少年王者舘を主催する天野天街氏、一糸座とは「泣いた赤鬼」に続いてタッグを組みます。
チェコの「ゴーレム伝説」をもとにチェコ側の演出・原案をゾヤ・ミコトヴァーさんが担当します。
人形美術は、パペットハウスでもおなじみ、チェコで人形美術家・舞台美術家として活躍している林由未さんです。
チェコ側の「ゴーレム」の取り組みについては、先日放送になったNHKのドキュメンタリー、世界で花咲け!なでしこたち 「チェコの心 人形劇に挑む」のなかでも触れられていました。
公演日程は、2016年6月5日~12日 神奈川芸術劇場(KAAT) 大ホールにて。
チケット発売開始予定は4月上旬を予定しています。
さてこの公演、大きなプロジェクトですが…
一昨日の一糸座のブログにはなんと、こんな決意を語る言葉が。
日本・チェコの糸あやつり人形による、初めての共同公演。
多くの皆様に楽しみにして頂いていますが、文化庁の申請には採択されませんでした。
大きなプロジェクトとなりますので、一劇団だけの力ではとても難しいと考え、文化庁に助成の申請をしていましたが、とても残念な結果でした!
ですが、一糸座は死ぬ気で頑張る決意をしました!
クラウドファンティングにも挑戦し、できるだけ多くのお客様に足を運んで頂けるよう、
できる限りの事をしていきたいと思っています。
公的な助成を受けることが出来なかったため、クラウドファンディングで公演に不足する資金を調達するとのことです。
「神奈川芸術劇場で、チェコとの共同公演「ゴーレム」を上演したい」と題して、クラウドファンディングが開始されました。
支援へのリターンは、サンクスメール 、ゴーレム人形(小)ストラップ用 、公演DVD、公演台本、糸あやつりゴーレム人形、とあります。
糸あやつりゴーレム人形!!
さて、どんな人形が! 一糸座のブログ・Facebookで途中経過が見られそうです。
クラウドファンディングの成立が、この公演の成功を支えると言っても過言では無いでしょう。
多くの方が、興味を持ってくださることを願います。
日本とチェコの糸あやつり人形が、初めて共同制作する異色公演。
人形により生命を問う、壮大な物語。 乞うご期待!
さて、ここからはパペットハウスのこと。
チェコ、マリオネットつながりでご縁が生まれ、パペットハウスに一糸座制作の本格和式糸あやつり人形を展示しています。もちろん、販売いたします。
パペットハウスで初めて取り扱うお姫様の和式糸あやつり人形、桐の木彫り・胡粉仕上げ、舞台で使用するものと同じ仕様です。
「赤姫 あかひめ」と題されたその作品、あでやかな姿で、ひときわお店の中で存在感を放っています。
「赤姫」については、『歌舞伎に登場するお姫様役を、その衣裳の色から「赤姫」と呼びます。鮮やかな赤の地色に花柄などをあしらった衣裳は、美しく華やかなお姫様の姿を象徴し、さらに激しい恋に燃える一途な情熱も表現しています。』という説明があり、赤姫の中で代表的なものは、『本朝廿四孝』の八重垣姫、『金閣寺』の雪姫、『鎌倉三代記』の時姫があり、「三姫」と呼ばれています。
気品に溢れるたたずまい。
どこか少し寂しげにもみえる表情を浮かべた姫、どんな運命に立ち向かうのか…
是非一度、本物を見にいらしてください。
NHK世界で花咲け!なでしこたち 「チェコの心 人形劇に挑む」