奇しくも…
同時期に、翼のあるマリオネット2体が届きました。
ひとつは、おなじみシドロモドロ工作所・田島享央己氏の「プテラノドン」。
whikipedhiaによれば…。
属名は、ギリシア語: πτερόν (pteron; “翼”)、αν-(an-; 否定辞)、ὀδoύς (odous; “歯”)を連接したもので、「翼があり歯がない(もの)」の意。日本では漢字で「羽歯竜(うしりゅう)」と表記されることがあるが,これでは「羽と歯がある竜」としか解釈できない。この漢字表記を考えた人物はodon「歯」の前のan-が否定辞であることを知らなかったのであろう。漢字で表すなら「無歯翼竜」などとなるはずであり、事実、中国語では「無齒翼龍」と表記されている。
凶暴な目つきと鋭い歯、この「プテラノドン」、ジョークの好きな田島享央己氏が狙ってつくったもののように思われます。もしかしたら、プテラノドンとティラノサウルスのハーフとか、、、まあ、標本ではありませんので…。
田島さんのユーモアと、卓越した木彫の技術、アーティスティックな感性をたっぷり楽しめる作品です。
そしてもう一つ。
久しぶりにとどいたDon Beker ドン・ベッカーの新作「Ink Drop インクドロップ」
ワイヤーで作られていますので、繊細でありながら強靭です。
独特のコントロールを使っての、手、脚、翼の動き。
ダークな雰囲気をまといながら、どことなく優雅。
元祖ミニチュアマリオネット。彼の作品はすべて展示台付きです。
彼は、「動きを楽しんだ後は、そばに置いて楽しんでね」と言っていました。
造形の魅力、動かす楽しみ、そして見る楽しみも味わってください。
趣の違うふたつの「翼のあるマリオネット」、どうぞお楽しみください。