日本のクレイアニメーションの第一人者であり、東京造形大学の名誉教授でもある森まさあきさんが亡くなられました。
森さん、パペットハウスがオープンしたての時、西立川のお店まで来てくださって、ものすごく面白がってくださったことが、まるで昨日のことのようです。
パペットハウスで2001年から開催された「The Art of Finger Puppets」(指人形展)にお声がけをしたら二つ返事で参加してくださって、森さんテイストの楽しい指人形を作ってくださいました。
2011年に「The Art of Puppets」(パペット展)になってからは、マリオネットにもチャレンジされて、やっぱり森さんらしさあふれるマリオネットを見せてくれました。
展覧会のあとには、作家さんたちが集まって交流会を開くのがお決まりのコースでした。
指人形展は、様々な分野の作家さんにお声がけして「指人形」という一番小さなパペットを作っていただくというコンセプトでした。イラストレーター、造形作家、パペット作家、劇人形作家、様々な世界の方が交流する場で、森さんの明るくて楽しいキャラクターはいつも会の真ん中でした。話題が豊富で、いろんな世界のことに造詣が深くて、おちゃめでキュートで、、、
2年前の春に久しぶりに集まった作家交流会でのお姿が最後になってしまいました。
森さん、ありがとうございました。心からご冥福をお祈りいたします。
パペットハウスのために森さんが作ってくれた作品たち。森さんのまたちょっと違う世界をご覧いただければと思います。