懐かしい人形の糸の張替え

以前にお納めしたマリオネットの、糸の張り替えをしました。

作品は、沢則行氏作「ハチ」

2000年に制作されていますから、19年前の作品です。

糸が切れてしまっていますが、人形はとてもきれいで古びたり汚れたりした感じがありません。お部屋に普通に飾っていらしたということですが、驚きです。

まずは、コントロールと人形を分離。

コントロールの金属部分が少し錆びていたので、錆をとって磨きました。

糸を結んでいる箇所、繊細なループになっていますので、慎重に慎重に糸を取り外して。。。

新しい糸を結んで、調整したら出来上がりです。(以外に簡単、、、)

パペットハウスにある最後のNoriSawa作品「カニ」と記念撮影。

和の布と洋布を魅力的に使って、沢さんの舞台作品「KOUSKY(小品集)」を思わせる独特の造形。動きも、可愛いんです。

沢さんがパペットハウスのために作ってくれた作品たち、こちらからご覧ください。

★パペットハウス日本の劇人形 沢則行 NoriSawa  

 

その沢さんが、現在取り組んでいる仕事。

ご存じの方も多いかと思いますが、東京オリンピック「東京2020 NIPPON フェスティバル」東北復興プログラム、「しあわせはこぶ旅 モッコが復興を歩む東北からTOKYO へ」の人形製作の総指揮をしています!

詳細はこちらで。

幸せを運ぶ旅 モッコが復興を歩む東北からTOKYOへ

「モッコ」の命名は、宮藤官九郎さん、ベースデザイン・世界観は、絵本作家イラストレーターの荒井良二さんです。

上の画像は、5月29日に発表された10分の1の大きさのモッコです。

実際のモッコは、10メートルにもなるとのこと。現在、長野県で製作中です。

モッコの膝部分に乗っている沢さん。大きい。。。

こんな大きなものが動くのか?

沢さんが今まで手掛けてきた「巨大人形劇」の一部をご紹介します。

※巨大人形劇 さんしょううお 

※巨大人形劇 岩見沢人 

※野外巨大人形劇 ピノキオ 

※冬の野外巨大人形劇 雪わたり

 

巨大人形モッコ、ぜひ間近でその大きさと動きを見てみたいものです。

小さいカニは、パペットハウスで!!

あれこれ人形展のお知らせ

第八回 にんぎょう うらら展

前半 2019/10/25(金)~10/29(火)

後半 2019/10/30(水)~11/3(日) 最終日16時まで

入場無料

会場 東京・浅草橋 吉徳 大光  吉徳浅草橋本店1・3・4F

東京都台東区浅草橋1-9-14

ホームページ https://www.yoshitoku.co.jp/urara04

 

人形の展示の他、様々なワークショップ、骨董市、古布販売など。

人形遣い 黒谷都さんによるパフォーマンスもあり!!

※特別企画 にんぎょう うらら展 第八回記念 特別講演

「市松さんだって踊りたい!?」

11月3日(日)14時~15時 3F うらら展会場

出演 黒谷都 (人形遣い)

 

みそろぎ人形展 -創作と民俗の出会い-

2019/11/13(水)~19(火)

丸善・丸の内4Fギャラリー A https://misorogi.blogspot.com/

入場無料

みそろぎ人形展、今年は11月に開催です。

パペットハウスでおなじみの石田ゆりさん、杉田明十士さんも出展予定です。

 

宮本寿恵子さん、浦安の小さなギャラリー「どんぐりころころ」での5回目の個展です。

宮本寿恵子展 この花を あなたに

2019/11/8(金)~11/14(木)

13:00~18:30

浦安の小さなギャラリー どんぐりころころ

https://fdonguri.com/

 

 

素敵なおじいさん、到着です。

井上文子さんのクチパク人形「おじいさん」が届きました。

芸術の秋にふさわしい、素敵な佇まいのおじいさん。

洒落た帽子にスカーフ。

眼鏡と帽子は取り外しができます。

ロマンスグレーがいい感じ。

パペットハウスのホームページ新着コーナー「井上文子 おじいさん2」でご紹介しています。

使い勝手は、もちろんハナマルです!!

からくり獅子舞マリオネットのミニサイズ作品です。

川口新さんの人気作品「からくり獅子舞マリオネット」

獅子頭が口をパクパク、耳をピクピク、軽快に踊ります。

そして、獅子の中から「おかめ」が出てきて決めのポーズ。

一度戻って、からの「ひょっとこ」。

川口新さんの人気定番シリーズです。

今回は、小さな「からくり獅子舞マリオネット」です。

ホームページでご紹介しています。

川口新 からくり獅子舞ミニ

小さいけれど、通常サイズと同じように簡単な手元操作で、「おかめ」と「ひょっとこ」、どちらの顔も出せます。

なかなか大きさをお伝えできないので、並べてみました。

モフィーといっしょ。一回り小さいです。

マミーパフェとツーショット。頭の大きさが同じくらいです。

手のひらサイズのNa Dlani マリオネット・死神のおじいさんと。

お似合いのサイズ感。

私が持ってみました。手乗りの獅子舞です。

小さくなってもからくりは同じ!

パペットハウスでお待ちしています。

 

朝隈俊男作干支指人形シリーズ、終了いたします。

2003年の未(ひつじ)年からスタートした朝隈さんの干支指人形シリーズ。

17年間続いてきましたが、今年の「樽亥(たるい)」で、終了することになりました。

最後の干支指人形「樽亥 たるい」。

樽の上で、過ぎ去った平成、やってきた令和を見上げ、秋の名月や流れ行く雲を見上げているようです。

初年度の未の制作数は12体。徐々に人気が出て、年々制作数も増えていきました。型取りの作品ではありましたが、朝隈さんご自身の手で一体づつ彩色して制作できるのは50体ほどが限界。ご予約のお客様を中心に販売してまいりました。

パペットハウスは、パペットの専門店ですから、パペットでなければ販売することはできません。

ですので、指を入れる場所さえあれば「指人形」ということで、オブジェ作家の朝隈さんにご無理を言って指人形にしていただいていました。

指人形という形態でつくる動物の造形、ご苦労も多かったと聞きます。

思い返せば懐かしい作品の数々。

 

※こちらから御覧ください。

2003年 「未」

2004年 「申」

2005年 「酉」

2006年 「戌」

2007年 「亥」

2008年 「子」

2009年 「丑」

2010年 「寅」

2011年 「卯」

2012年 「辰」

2013年 「巳」

2014年 「樽午」

2015年 「樽未」

2016年 「樽申」

2017年 「樽酉」

2018年 「樽戌」

2019年 「樽亥」

樽シリーズになってからは、指を入れる場所は「樽」と決まっていましたので、樽の上の動物たちを表情豊かに楽しげに作られているような気がします。

パペットハウスでの販売は終了ですが、樽干支シリーズは別のかたちで継続する予定、とのことでした。

情報が入りましたら、お知らせいたします。

干支指人形シリーズは終了ですが、朝隈さんの個展など、またぜひパペットハウスギャラリーで開催していただきたいと思っています!!

どうぞお楽しみに。

 

プラハから河童の兄妹など、到着

秋のプラハから、佐久間奏多氏のNa Dlani Marionettesシリーズ、5作品が届きました。

河童の男の子、河童の女の子、妖精の女の子、天使の男の子、カエルの合計5作品。

河童の男の子と女の子が、なんだか兄妹のようで、セット作品ではありませんが、写真を撮りまくってしまいました。

面長な方が男の子です。たぶんお兄ちゃん。

 

しっかりものの女の子の妹河童。

胡瓜を持っています。

どちらも展示台付きです。

河童以外の子たちも、もちろんかわいい~

薔薇の妖精の女の子。羽もお団子も衣装も靴の裏まで薔薇です。

天使の男の子。彗星と星のお衣装。

合羽が大好きなカエル。

こちらでご紹介します。Puppet House New Arrivals 

※10月3日にホームページにアップの予定です。