太田 拓美さんが、亡くなられました。
10月11日の火曜日、ご自宅内での不慮の事故とうかがいました。
お知らせを頂いて、とても驚きました、いまだに信じられません。
1949年生まれ、67歳でした。
太田さんのご冥福を心よりお祈りいたします。
パペットハウスのロゴマーク、パンチ看板、階段下のオブジェ、は太田さんの作品です。
パペットハウスにおいでくださる方が、この看板、オブジェを目印に、そして楽しみにしてくださっていると思います。この看板に魅せられて、パペットハウスに迷い込んだ方も多いのではないでしょうか。
パペットハウスギャラリー恒例の企画展、「The Art of Finger Puppet」(」指人形展)には、初年度の2001年よりご参加いただいて、2015年の「The Art of Puppet Final」パペット展ファイナルまで、14作品をお作りいただきました。(2012年はお休みでした。)
サーカス、道化師、パンチ、マザーグース…と太田さんの創る世界は、うつくしい色合いの中に動きと表情豊かな人形たちが大勢登場して、まるで舞台を見ているようでした。
パペットハウスギャラリーでの個展は二度。
2007年には、グループ展「7人の日本人によるマリオネット展」に作品をお作りいただきました。
最近は、光のサーカス「シルクルミエール」で、切り紙影絵とアコーディオンが紡ぎ出す素敵な世界を創造されていました。
Youtube動画 アコーディオンと切り紙影絵 シルクルミエール
太田さんならではの「切り紙影絵」、私は一度しか見る機会がありませんでした。
最後にお会いしたのはいつだったでしょう…
「新しいアイディアがいろいろあるんだよ」とお話されていたのに。。。残念です。
そう言えば、、、私のブログで、切り紙の書籍のご紹介をしていました。
2009年7月1日 アコーディオン演奏と切り紙影絵のイベント
2012年9月4日 展覧会と書籍のご案内「世界のハッピー・モビール」
太田さん、とても背の高い方でした。優しい話し方と笑顔、ひょうひょうとした雰囲気、、、作家仲間の方からも慕われていました。
パペットハウスに最後に頂いた作品は「アプローズ」。
太田さんらしい、道化のマリオネットでした。
もう、新作を見ることはできないなんて。。
パペットハウスのオープン当初から、お世話になりっぱなしだった太田さん。
ほんとうにありがとうございました。