六本木界隈 人形劇と展覧会

多種多様な人形劇公演と劇人形・オブジェの展示。

以前にもブログでご紹介していた“人形演劇祭inochi”も、後半プログラムに入りました。

inochi2015~考える手~

inochi 2015

inochi 2015

 満席での公演が続き、追加公演が決まるなど、盛況なご様子です!

シルバーウィークに入り、きっとチケットは手に入らないだろうと諦めていた公演に、まだ少しの余裕があることがわかりました。糸あやつり人形「一糸座」の、伝統の演目と、現代もの演目2つを一度に見られるという、ちょっとお得な感じの公演「伝統と前衛」です。

糸あやつり人形一糸座
「伝統と前衛」
9月20日(日) 15:00  / 21日(月祝) 18:00

会場:ストライプハウススペース・Bフロア / 全席自由 3,000円

「アルトーと便器」

20世紀フランス最大の詩人の一人であり、現代演劇に真の革命をもたらした演劇理論家、そして極めて特異な俳優でもあったアントナン・アルトー。その人生最後の一日を描いた「アルトー24時++再び」の一部。9年にわたり精神病院に監禁された彼は呪われた夜の中で新しい肉体を発見し、その叫びはこうして人形達の声となるのだ。

アルト-24時

「釣女」

大名は太郎冠者を従え、西の宮の戎神社へ妻を申し受けたいと参詣し、お篭りをします。すると夢枕に戎様が現れ、釣竿を授けられます。大名はその釣竿を振って、美女を釣り上げます。太郎冠者は大名から釣竿を借り受けましたが、美女ではなく醜女を釣り上げます。太郎冠者と釣り上げられた女性とのやりとりの滑稽さが、見せ場の楽しい作品です。

江戸糸あやつり 一糸座

「釣女」をツリージョと読んでしまったそこのあなた、「つりおんな」と読みます。美女が釣れれば同じ?…じゃありません…

狂言を元にしたコミカルな舞踏劇、精神世界に踏み込む「アルト-」との対比も楽しめるのでは。江戸糸あやつりは、遣い手の「技」も見どころのひとつ。遣い手の、息遣いまで感じることのできる贅沢な空間。小さなスペースとのことですので、ぜひご予約を。

ここで、六本木つながりの展覧会のご案内…

パペットハウスにマリオネットを作ってくださっている田島享央己さんの、ご本業(彫刻家)の作品が、今日から開催される新国立美術館での展覧会に出展されます。

 『 Left alone』

『 Left alone』

★新国立美術館  

第79回 新制作展 (主催:新制作協会)

9月16日〜9月28日

10:00~18:00(入場17:30まで)

ちくわちゃん野菜ちゃん、といったコミカルなキャラクターとは違った彫刻家・田島享央己のまったく別の顔がご覧いただけます。

また、六本木ヒルズでは、様々なイベントが…

★六本木ヒルズ イベント

芸術の秋!舞台・彫刻・アートイベント!

ちなみに、パペットハウスは、9月20日(日)21日(月・祝)は、定休日です。スミマセン。

 

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